2014/08/24

from studio

風景と物の因果律、偶然的な出合い。チャンスオペレーション。そうした部分を人間 は見ているのだと思う。
——―粟津潔「美術が野を走る」(『造形思考ノート』p.112 より)

今年からシリーズ「マクリヒロゲル」と題し、多角的な切り口で未発表作品を含め粟津の世界を紹介します。第一弾となる本展では、アーティストの浜田剛爾の主宰によるにて 1977から79年に粟津が実践したパフォーマンスに着目。浜田は、後に、「アートは、社会的流儀や世界的大義に対して、超越・隔絶した存在であることが、アートが唯一誇っていいことだと思うんです。そのことが否定されたときには、戦う気持ちがあります。僕にとっては、そのこと全体がパフォーマンスと同義だからです」*1 と語ります。本展はこの視座に立ち、既存のヒエラルキーを解体していった粟津潔の開拓精神を、今日様々な領域で活躍する表現者たちとともに、実践していきます。

*1「Interview:08 浜田剛爾:偶然を取り込み、形のないものの力を信じて」 北川フラム『アートの地殻変動』、美術出
版社、2013 年、p.116

粟津潔、マクリヒロゲル 1「美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス」

■会期:2014年 9月13日(土)〜10月13日(月・祝)
■主催:金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]
■協力:粟津デザイン室、HIGURE 17-15 cas、株式会社オトムラ、一般財団法人石川県文 化財保存修復協会、ナカサ&パートナーズ
■会場:金沢21世紀美術館展示室14とその周辺空間
■作家:粟津潔
■ゲスト:鷲尾友公(グラフィック・壁画)、環ROY(パフォーマンス)、スガダイロー(ピアノ)、鈴木ヒラク(ライヴ・ドローイング)、三田晴夫(美術ジャーナリスト)、高橋悠治 (音楽、パフォーマンス)、笹久保伸、青木大輔、Irma OSNO/秩父前衛派(パフォーマン ス)、ほか

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